CODAトップページ » ニュース » お知らせ » 「ファスト映画」新たに悪質なアップローダー1名を逮捕

「ファスト映画」新たに悪質なアップローダー1名を逮捕

2022-02-15

 宮城県警察本部生活環境課と塩釜警察署は、2022年2月15日、YouTube を通じて映画を権利者に無断でアップロードしていた男性1名を著作権法違反の疑いで逮捕しました。

 男性は、2021年1~7月の間、「パプリカ」、「君の名前で僕を呼んで」、「パラサイト 半地下の家族」をそれぞれ権利者に無断で10分程度に編集し、ナレーションを付けるなどした上でYouTubeにアップロードし、広告収益を得ていました。


  ファスト映画については、2021年6月に日本で初めて宮城県警本部と塩釜署による摘発が行われましたが、宮城県警は県内の大学の学生ボランティアと協力し、オンライン上のさまざまな著作権侵害を発見、掲載したリストを作成していました。2021年8月にこのリストがCODAに提供された際には、今回摘発対象となったアカウントも含まれていました。


 男性は、2021年6月、日本で初めてファスト映画のアップローダーらが逮捕された際、ファスト映画をアップロードしている1人としてメディアのインタビューに答えており、「2020年4月からファスト映画の制作を始め、これまでに50本ほどを投稿。毎月10万円、計150万円の収入を得ている」などと発言し、自らの行為は適法であるとの主張を繰り広げていました。


 また男性は、YouTubeで「歌ってみた」などの音楽利用が包括的に認められている例や、YouTubeの機能の中で「コンテンツID」といった、権利者が違法動画を見つけた際に「マネタイズ」を選択できる仕組みが存在することを根拠に自身の行為を正当化する発言も繰り返しています。しかし、「ファスト映画」の場合はそもそもその前提となる権利者との間で包括契約がありませんし、また「コンテンツID」は権利について許諾の判断をつけるものではなく、仮に収益化されていたとしても正式許諾があると認められるものではありません。


 男性は2021年12月に家宅捜索が行われたとして、その状況をYouTubeの「メンバー限定」動画として公開しており、視聴するために1カ月あたり500円の会員登録をするよう呼び掛けていたことも判明しています。


 CODAでは、悪質なアカウントについては、引き続きアップローダーを特定するなど対策を進めてまいります。

ページトップへ