お知らせ 中国・上海における「2024国際コンテンツIP産業発展会議−IP Plus」で講演

 2024年12月20日から3日間、中国上海市浦東新区で「2024国際コンテンツIP産業発展会議−IP Plus」が開催され、組織委員会の招待を受けてCODAの後藤健郎代表理事が基調講演を行いました。

 本イベントは、上海インターナショナル・リゾート管理委員会、浦東新区文化体育・旅遊局、浦東新区知的財産局、上海市版権協会の共催により、「IPの力 -コンテンツIPのイノベーションおよび発展-」をテーマとして、中国および世界において飛躍的に成長するコンテンツIP産業のさらなる発展を目的として開催されました。
 イベントには国家版権局をはじめとする中国政府関係者、中国の大手IT企業やデジタル関係企業などから3日間を通じて約500人のゲストが参加し、新聞社、テレビ局、インターネットメディアなど数多くの報道関係者も集まり大盛況となりました。

 20日の開幕式では、はじめに、中宣部版権管理局副局長の湯兆志氏などによる歓迎のあいさつが行われ、続いて2024年のコンテンツIP市場発展指数やコンテンツIP産業報告などが発表されました。そして、IP産業の発展に貢献した各作品に対し、2024 年度オリジナルIP賞など各賞の受賞発表式が行われるなど会場は大いに盛り上がりました。
 続いて開催された基調講演では、世界知的所有権機関(WIPO)中国事務所主任の劉華氏から「国際的視点からのIPライセンスとイノベーション」と題した講演が行われ、また、中国版権協会常務副理事長の于慈珂氏から「中国IP産業の現状と今後の展望」と題して講演が行われました。

 CODA後藤代表理事は、翌21日に開催された会議における基調講演に登壇し、「日本におけるIPビジネスの現状および将来の展望」と題して、近年、人気の高まりとともに急成長を遂げる日本および世界のコンテンツIP市場の現状や変化、それに伴う海賊版問題の現状を紹介し、CODAの国際執行プロジェクト(CBEP)を中心とした海賊版サイト対策について最近の具体例を解説した上で、国際連携や国際協力の重要性について講演を行いました。

 会場ではそのほかに中国IP産業による多様な展示が行われ、中国におけるコンテンツIP産業の活力と可能性を強く印象づけるイベントととなるともに、参加した関係者や関係企業間、各国間での連携強化の機会が創出されました。

CODA後藤代表理事による講演の様子
会場の様子

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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

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