2025年9月18日、CODA は大阪府豊中警察署を訪問し、6月16日に逮捕されたモノクロ映画のカラー化海賊版DVD販売者に関する捜査・摘発に対し、CODA、一般社団法人日本映画製作者連盟(MPPAJ)および一般社団法人日本映像ソフト協会(JVA)連名の感謝状を贈呈しました。
本件は、名作モノクロ映画などをカラー化した上で複製した海賊版DVDを、フリマサイトなどを通じて販売していた男性1名が著作権法違反の疑いで逮捕されたものです。男性は「著作権保護期間の終了したパブリックドメイン」であるため合法であるとして宣伝・販売していましたが、実際には多くの作品が依然として著作権の保護期間内にありました。その事実に基づき、違法行為を直ちに中止するよう求めた勧告を無視し、悪質な行為を継続して不当に収益を得ていたことから、CODAは警察庁を通じて大阪府警察に刑事事件化を依頼しました。
今回の摘発は、同様の侵害行為の抑止につながる重要な成果であり、捜査員の皆さまによる地道な捜査活動と摘発の成果に対し、深く謝意を表します。
大阪府豊中警察署での贈呈式には、町田署長にご出席いただき、CODA後藤代表理事から感謝状を贈呈しました。

(左より)CODA後藤代表理事、大阪府豊中警察署町田署長
CODAは、今後も効果的な取締りが同様の侵害行為の抑止につながるものと期待し、コンテンツが適正に保護される健全な正規流通促進のために尽力してまいります。
なお、この活動は経済産業省受託事業の一環として行われました。
■ 参考リリース
「名作モノクロ映画のカラー化海賊版DVD販売者を逮捕」
https://coda-cj.jp/news/2436/
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。