2022年7月29日、CODAは参議院議員会館講堂にて、「インターネット上の著作権侵害に対するCODA国際執行プロジェクトに関する報告会」を開催し、CODA会員社、コンテンツホルダー、各府省庁、メディアの方々などにご参加いただきました。
CODAでは、昨年9月にも同様の報告会を開催しており、今回が2回目となります。
会議には、衆議院議員の甘利明先生、参議院議員の山田太郎先生、参議院議員の赤松健先生がご参加くださり、ご挨拶の中ではCODAの活動への評価や今後への期待、また国境を超える海賊版サイト対策の難しさなどについてお話いただきました。
発表では、CODA代表理事の後藤から、日本のコンテンツが稼げるターゲットとなりつつある中で、国境を越えた海賊版サイトがますます複雑になっていることを説明し、国際連携・国際執行の重要性を訴えました。
また今回は、ファスト映画事件の損害賠償請求訴訟の弁護団である3名の先生にも登壇いただきました。
中島博之弁護士は、ファスト映画や漫画BANKの摘発事例、その反響から、官民が連携した取締りの強化や、侵害に対し毅然とした対策を実施することが大事であると発表されました。
前田哲男弁護士は、海賊版拡散に影響を及ぼす多くのサービスが海外のものであることから事件が国際化おり、コンテンツホルダーが共同して対策を行う必要があることを指摘した上で、コンテンツ業界における人材の育成の重要性についても考察されました。
小山紘一弁護士は、日本の権利者が権利行使に消極的であると思われていることに付随する問題点を指摘し、今後は積極的な権利行使が重要であるとして、そのための環境作りについても言及されました。
最後に行われた質疑応答においても、著作権関連の国際的な問題に関する質問が多く寄せられ、府省庁の参加者や議員の先生からも回答が行われるなど、活発な議論となりました。
CODAは、2022年8月2日で創立20周年を迎えます。今後も日本コンテンツの権利が適切に保護され、世界に流通し、新たな作品を生み出すサイクルがますます発展していく社会の実現のため、海賊版サイトに対する効果的な対策を実施してまいります。