2023年6月29日、CODA は中国・北京を訪れ、中央宣伝部版権管理局(国家版権局)を表敬訪問しました。表敬訪問には、王志成局長をはじめ、胡萍国際事務処処長、張輝執法監督管理処二級調査研究員、符政社会服務処一級主任科員、そして文化観光部文化市場総合執法監督局の周磊執法協調処副処長がご出席くださいました。
CODAから3年ぶりとなる今回の国家版権局訪問は、王局長の就任以来はじめての表敬となります。
はじめにCODA後藤健郎代表理事から、日々の国家版権局のご支援に謝意を表しました。続いてCODAより、CODAの近年の活動や北京事務所設立以来の中国関連事業の状況説明、そして「剣網行動(※1)2023」に対する情報提供・提案などを行いました。
またCODAでは、文化観光部文化市場総合執法監督局に、これまでに実施していただいた剣網行動や行政取締などの積極的な対応に対する感謝盾を4月に準備しておりましたが、今回の会議の中で、版権局の皆さまの見守る中、贈呈を実現することができした。
最後に国家版権局からは、日中交流イベントのご提案、本年秋に予定されている「2023中国国際版権博覧会」の開催などについてご紹介いただき、双方からの各議題に対しそれぞれ意見交換を行いました。
懇談は予定時間を超えて、さまざまな議題に対し忌憚なく活発な意見が交わされました。
CODAは、国家版権局と今後も継続的な情報共有や関係構築を実施し、現地における日本コンテンツ知的財産権保護のためにますますの連携強化に努めてまいります。
※1:中国の国家インターネット情報弁公室、国家版権局、公安部、工業・情報化部の 4 政府機関が共同して実施する特別行動で、インターネット上の著作権保護および権利侵害・海賊版を撲滅するために2005年より開始され、毎年継続して実施されている
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲームなどの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。