お知らせ 中国から北京市朝陽区代表団を招聘、中国出版創意産業基地・国家版権創新基地と著作権分野における戦略的提携に関するMOUを締結

 2024年4月16日、中国の北京市朝陽区人民代表大会常務委員会の陳宏志主任を団長として、北京市朝陽区政府、中国版権協会、国家版権創新基地から8名の代表団をCODAに招聘しました。
 また同日、CODAと中国出版創意産業基地・国家版権創新基地は、知的財産権の保護、著作権分野における文化交流、ビジネスマッチングの促進など、両国における正規コンテンツ流通のために戦略的提携を目的とした覚書(MOU)を締結しました。

CODA、北京市朝陽区代表団の集合写真

 北京市朝陽区人民代表大会およびその常務委員会は、中国における地方政府にあたる北京市朝陽区の行政・執行機関です。また、中国出版創意産業基地・国家版権創新基地は、北京市朝陽区政府が中国国家版権局などと共同で推進する著作権産業プロジェクトとして、数多くの著作権業界やハイテク業界の関連企業が集結した重点科学技術・産業センターとなっています。
 CODAによる今回の代表団招聘と中国出版創意産業基地・国家版権創新基地とのMOU締結は、日中両国の著作権分野における相互理解を深め、さらなる発展促進を図ることを目的としています。

 同日CODA会議室で開催された会合では、CODA代表理事の後藤健郎から、デジタル・オンライン時代の海賊版対策における国際連携の重要性などについてスピーチを行いました。また、陳宏志団長から、北京市の首都機能を集中的に担う国際窓口である朝陽区の特徴についてご紹介いただきました。
 続いて執り行われた署名式において、CODAと中国出版創意産業基地・国家版権創新基地は、それぞれの強みを活用し今後幅広い分野で協力関係をいていくことに合意し、署名を行いました。

会合の様子
署名式の様子

 CODAはこれまでに、米モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)、中国版権協会、韓国著作権保護院(KCOPA)、韓国著作権海外振興機構(COA)、フィリピン知的財産庁(IPOPHL)、香港税関などとも侵害対策の最新情報共有や著作権の保護に関するMOUを締結しています。
 なお、この活動は、経済産業省受託事業の一環として行われました。

【北京市朝陽区代表団メンバー(敬称略)】
陳宏志 北京市朝陽区人民代表大会常務委員会 主任
肖 汶 中国共産党北京市朝陽区委員会教育作業委員会 主任
孟凡森 北京市朝陽区人民代表大会常務委員会朝外街道委員会 主任
张晓宁 北京市朝陽区人民代表大会常務委員会南磨房地域委員会 主任
宋晓晖 北京市朝陽区人民政府外事事務局 副主任
徐华东 北京市朝陽区人民代表大会常務委員会事務局 副主任
孫 悦 中国版権協会 副理事長兼秘書長
趙小波 国家版権創新基地 総経理

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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

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