広報啓発 大分県立芸術文化短期大学の野田研究室ゼミがCODAに来訪

 2025年1月20日、大分県立芸術文化短期大学情報コミュニケーション学科の野田研究室がCODAに来訪し、野田佳邦准教授とゼミの学生3名と交流会を開催しました。

交流会の様子①

 CODAと大分県立芸術文化短期大学は、2023年2月より知的財産保護のための産学連携「デジタルコンテンツ保護プロジェクト」を実施しています。本プロジェクトでは、野田研究室で活動するサイバー防犯ボランティア「めじろんおおいた見守り隊」の学生が、自主的なパトロールにより収集した違法アップロード情報などをCODAに提供し、その情報をCODAの海賊版対策に活用するなど、海賊版対策や教育・啓発における産学連携の在り方を模索しながら相互の関係を深めてきました。
 また、「めじろんおおいた見守り隊」は、10年以上前から大分県警察の委嘱を受け薬物の違法取引など犯罪や事件を誘発するオンライン上の有害情報を警察に通報する活動も続けており、CODAとの産学連携プロジェクトを含むこれらの活動は、一般財団法人学生サポートセンターによる令和6年度学生ボランティア団体助成事業「学生ボランティア団体活動レポート」において、「特に優秀」な活動レポートに採択されています。今回は、ゼミ学生の研修旅行の一環として東京に滞在中にCODAに来訪いただきました。

 当日の交流会では、CODAの後藤健郎代表理事からあいさつとして、CODA設立に至った背景や海賊版対策の必要性、また、知的財産に対する消費者一人一人への啓発や関連機関による連携の重要性についてお話ししました。続いて、伊奈エンフォースメント担当部長から、コンテンツ産業における現場のリアルな侵害対策の紹介として、海外における映画ライセンス業務や知的財産権侵害対策について、実務経験をもとにレクチャーを行いました。
 続いて、野田准教授からは、野田研究室で取り組む情報モラルや知的財産教育について、またその一環としてゼミで制作している啓発コンテンツなどについてご紹介いただきました。

 CODAと大分県立芸術文化短期大学の産学連携プロジェクトは今年で3年目を迎えます。今後も効果的かつ実効性のある本プロジェクトの実施を促進し、知的財産保護と普及啓発活動に取り組んでまいります。

交流会の様子②
交流会の様子③

———————————————–
CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

当記事の印刷を希望される方は
下記よりダウンロードをお願いします。

ニュース一覧へもどる