2025年5月10日から3日間、中国・広州の中国輸出入商品交易会展示館で「2025年世界IP経済発展大会・グローバルIPライセンス博覧会」が開催され、組織委員会の招待を受けてCODAの後藤健郎代表理事が基調講演を行いました。
本イベントは、中国版権協会による指導のもと、シナ・ファイナンス(新浪財経)、Weibo(微博)など7社・団体が共催し、アニメ、ゲーム、映像、文化財など多岐にわたる分野から約300社が集結して開催されました。急速な発展を遂げる中国および世界のコンテンツIP産業における、業界関係者間の交流や相乗効果によるさらなる発展のための基盤構築を目的としています。
イベントには中国中央・地方政府関係者などもゲストとして参加し、新聞社、テレビ局、インターネットメディアなど数多くの報道関係者も集まり大盛況となりました。
10日の開幕式では、国家戦略性新興産業部国際連絡顧問である馬最良氏や、中国版権協会常務副理事長の于慈珂氏などによる基調講演が行われました。
CODA後藤代表理事は11日の基調講演に登壇し、「日本のコンテンツIPの成長と課題」と題して、近年、人気の高まりとともに急成長を遂げる日本および世界のコンテンツIP市場の現状や変化、それに伴う偽キャラクターグッズ問題の現状を紹介しました。
会期中には、コンテンツIP産業による多様な展示や、コンテンツIP産業の発展に貢献した優秀作品を表彰する「2025年・年間10大IP選出授賞セレモニー」も実施され、会場は終始賑わいを見せました。


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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。