2025年7月19日、中国・北京を訪問中の「日本アニメ・出版・映画訪中団」を招いた金杉憲治駐中国大使主催のレセプションが、在中国日本国大使館公邸レセプションホールで開催され、CODA北京事務所の朱根全首席代表が講演を行いました。
本訪中団は、日本のアニメ・出版・映画業界を代表する企業・団体の役員など約30名で構成されており、日中両国のコンテンツ業界における交流・相互理解および協力関係の強化を目的として、日本中国文化交流協会が実施したものです。
当日のレセプションでは、朱根全首席代表が、中国における海賊版対策に関するCODA北京事務所の取り組みや、世界的に急成長を遂げるキャラクターグッズ市場における日本IPの現状と課題、さらに中国市場における日本コンテンツのビジネスチャンスについて講演を行い、正規コンテンツの流通促進と著作権保護の相乗効果による日中間の連携の可能性について紹介しました。
また、レセプションには中国側からもコンテンツ関連企業・団体の関係者が参加し、両国間での活発な意見交換や情報共有が行われるなど、大変有意義な機会となりました。
今回の交流を契機として、両国間の文化的理解とコンテンツ産業における協力関係がより一層深まることが期待されます。


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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。