お知らせ広報啓発 「こども霞が関見学デー」文化庁プログラムに参加協力

 2025年8月6日~7日の2日間、霞が関に所在する各府省庁等において、夏休み中の子どもたちを対象としたイベント「こども霞が関見学デー」が開催され、CODAは文化庁が主催、実施するプログラム「キャラクターデザイナーのせかい」に参加し、イベント運営に協力しました。

 「こども霞が関見学デー」は、文部科学省をはじめとする各府省庁等が連携し、業務内容の紹介や関連展示等を通じて、子どもたちに社会や政府の施策についての理解を深めてもらい、また参加を通じて親子の触れ合いの機会を提供することを目的とした取り組みです。
 文化庁のプログラム「キャラクターデザイナーのせかい」は、小学生・中学生とその保護者を対象に、プロのクリエイターのお話を通じてコンテンツやクリエイターの仕事に対する理解を深め、コンテンツを大切にする心を育むことを目的に開催されました。CODAからは事業担当部長・湯口太郎がファシリテーターとして参加し、プログラムの進行を務めました。

 本プログラムでは、プロのクリエイターとして第一線で活躍されているキャラクターデザイナー・イラストレーターの水谷恵氏と、株式会社スクウェア・エニックス インキュベーションディビジョン クリエイティブディレクターの豊田洋輔氏をゲストに迎え、各日4回にわたりトークセッションを実施しました。
 第1回目と第2回目では、お二人がそれぞれのゲストとして登壇し、これまで手がけてきた作品、クリエイターを志したきっかけ、日々のアイデアの着想や創作活動における心がけについて語っていただきました。セッションの後半では、参加した子どもたちから寄せられた質問に丁寧に応えていただき、創作することの楽しさやクリエイターが作品にかける想いについて学びを深める機会となりました。
 3回目と4回目のセッションでは、水谷氏と豊田氏にそろって登壇いただき、「デザインのアイデアはどのように生まれるのか」「魅力的なキャラクターを生み出すために大切にしていること」などをテーマに、実際の制作現場におけるリアルな話題が展開されました。子どもたちから寄せられた質問への回答からは、お二人の間にクリエイターならではの共通点や共感が垣間見られるなど、参加者にとって印象深い機会となりました。

 本プログラムを通じて、子どもたちが日ごろ親しんでいるゲームやアニメなどのコンテンツの背景には、キャラクターデザイナーをはじめとする多くのクリエイターの創意工夫とたゆまぬ努力があることを知り、そうしたコンテンツを生み出す人々の存在への理解とともに、コンテンツをより豊かに楽しむ心を育んでもらえる機会となったことを期待します。

プログラムの様子①
プログラムの様子②
(左より)CODA湯口部長、水谷氏、スクウェア・エニックス豊田氏

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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

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