2025年8月14日、CODA は台湾・台北を訪れ、内政部警政署刑事警察局(CIB)本部を表敬訪問しました。表敬訪問には、周幼偉局長をはじめ、蕭欽杰副局長、徐名谷経済科科長、楊適瑜知的財産権偵査大隊大隊長, 黃泳健知的財産権偵査大隊小隊長がご出席くださいました。

CIBは、台湾全土における刑事警察業務を統一的に指揮監督する中央機関です。CODAは、海外における知的財産権侵害対策として、2005年より「共同エンフォースメント」を展開しており、台湾におけるインターネット犯罪(ISD=不正ストリーミング視聴機器、違法アプリ、侵害サイトなど)の摘発において、CIB指揮下の知的財産権偵査大隊および電信偵査大隊から長年にわたり協力を得ています。2023年3月には、日本コンテンツの権利侵害に関する捜査・摘発の功績に対して、CODAよりCIBに感謝楯を贈呈しています。
今回、CODAからCIBへの訪問は約2年ぶりとなるもので、周局長の就任後初めての表敬訪問となります。
面談では、CODAの後藤健郎代表理事から、数多くの知的財産権侵害事件の摘発における知的財産権偵査大隊および電信偵査大隊の功績に深い謝意を表すとともに、引き続きの協力を依頼しました。また、双方の間ではさまざまな議題について活発な意見が交わされ、今後のさらなる連携強化に向けた有意義な対話が行われました。
CODAは今後も、台湾の取締機関との連携を通じて、現地における日本コンテンツの知的財産権保護のための効果的な侵害対策に取り組んでまいります。
なお、この活動は、経済産業省受託事業の一環として行われました。

(左より)CODA後藤代表理事、CIB周幼偉局長

■ 参考:感謝楯贈呈時のニュースリリース(2023年3月)
https://coda-cj.jp/news/1406/
ーーーーーーーーーーーーーーー
CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。