一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA・桐畑敏春代表理事((株)ポニーキャニオン 代表取締役社長))とモーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)は、全世界に及ぶ現在のオンライン著作権侵害問題に対する新たな善処法の開発や、共同での著作権保護活動の強化を目的とする公式同意書に、2014年3月20日、署名しました。
両団体は、ワシントンDCの在米日本大使館・記者会見室で覚書を締結し、署名式には両団体の役員代表、日本大使館からの代表者、そして報道機関が参加しました。
「私たち2団体は、著作権保護とコンテンツ産業の促進を押し進めるための共通目的達成に向け、過去9年間、親密に活動をしてきた強固な協力関係の歴史があります。この期間、私たちはデジタル技術を利用したコンテンツ流通の多大な発展を目の当たりにしましたが、それらの技術はほとんどの場合、コンテンツの制作者や権利者に十分な報酬をもたらしておりません。私たちの継続的な活動に相互的な効果をもたらすため、情報共有や活動戦略について緊密な連携が行われることを期待しています」と、MPA国際政策渉外担当 シニア・エグゼクティブ・バイスプレジデントの マイケル・P・オリーリー氏は述べました。
CODA専務理事の後藤健郎は「オンライン上の著作権侵害は世界中の権利者にとって大きな問題となっています。本日、アメリカのMPAと日本のCODAの両団体は、強固なパートナーシップのもと同問題の解決に向けた検討と協議を深めていくことを同意しました。近い将来には具体的な成果を上げ、日米両国、そして世界の権利者の期待にこたえられるよう尽力して参ります」と述べました。
署名式で撮影された写真は下記のサイトでご覧になれます。
写真のダウンロードに必要なパスワードは、CODAまでお問い合わせいただければ別途お知らせいたします。
http://krisconnor.photoshelter.com/gallery/Motion-Picture-Association-MPA-and-the-Content-Overseas-Distribution-Association-CODA-Agreement/G0000aqH4oWoXcYo/C0000ZIJz71vFeFA
MPAについて:
アジア太平洋地域における映画コミュニーティーの促進、および保護
モーション・ピクチャー・アソシエーション(MPA)とモーション・ピクチャー・アソシエーション・インターナショナル(MPA-I)は、映像エンターテインメントの制作・配給を行う国際企業6社の利益を代理している。彼らは、これら6社の知的財産権の促進や保護に従事するとともに、コンテンツ保護の重要性を理解してもらうため、世界中の映画ファン向けに啓発活動を行っている。これらの活動は、各国において、内外の映画制作者を含む映画・テレビ産業に利益がもたらされるマーケット構造への転換を支援している。
モーション・ピクチャー・アソシエーションは、全米映画協会(MPAA)の会員社であるParamount Pictures Corporation; Sony Pictures Entertainment Inc.; Twentieth Century Fox Film Corporation; Universal City Studios LLC; Walt Disney Studios Motion Pictures; and Warner Bros. Entertainment Inc.を代理している。MPAとMPA-Iは、ロサンゼルスとワシントンD.C.に所在する本部からの指導の下、世界中で業務を展開しており、アジア太平洋地域の活動は、シンガポールに拠点を持つチームによって管理されている。MPA及びMPA-Iについてのさらに詳しい情報については、www.mpa-i.org を参照のこと。
MPAによる本覚書締結に関するニュースリリース
http://mpa-i.org/wp-content/uploads/2014/07/US_and_Japanese_Content_Industry_Representatives_Sign_MOU_to_Promote_and_Protect_Creative_Communities1.pdf