偽キャラクターグッズ対策を目的とした正規コンテンツの流通と知的財産権保護の強化に向けた戦略的パートナーシップ
 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)とアリババグループ傘下のECプラットフォーム淘天グループは、2025年10月17日、偽キャラクターグッズ対策を目的とした正規コンテンツの流通促進および知的財産権保護の強化に向けた合意書(MOU)を締結し、同日、中国青島市にて署名式を執り行いました。
 本合意書の締結により、CODAと淘天グループは、それぞれの持つ知見とネットワークを活かし、知的財産権保護の強化、正規コンテンツの流通促進、そして正規ビジネスを通じた健全な市場の実現に向け、幅広い分野で協力関係を築いていくことになります。

署名式において、淘天グループ知的財産権保護責任者の郭颖氏とCODAの後藤健郎代表理事は、今後の堅固なパートナーシップの構築を約束しました。
近年、中国における日本発のコンテンツIPへの関心が高まる一方で、偽キャラクターグッズなどの権利侵害品の流通が課題となっています。こうした状況への対策として、CODAは2025年7月24日、アリババグループからの招聘を受けて同社本社を表敬訪問し、相互理解を深めるとともに、今後の連携の重要性を確認しました。今回の淘天グループとの合意書締結は、その協議を具体的かつ戦略的な協力関係へと発展させ、実行に移すものです。
CODAは、今後も淘天グループとの協力を通じて各種課題への検討・協議を深め、日本コンテンツの知的財産権保護と正規コンテンツの健全な流通促進に努めてまいります。
なお、この活動は、経済産業省受託事業の一環として行われました。


■ 参考リリース:中国・アリババ本社を表敬訪問し意見交換を実施
 https://coda-cj.jp/news/2468/
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。