CODAは、2021年9月3日参議院議員会館講堂にて、「海賊版サイトに対する国際執行手続き強化に関する報告会」を開催し、CODA会員、各府省庁、メディアの方々などにご参加いただきました。
当日は開催にあたりごあいさつとして、衆議院議員の甘利明先生(自民党知的財産戦略調査会顧問、コンテンツ産業振興議員連盟会長)より、「海賊版対策はもぐらたたきの連続であり、より巧妙になっている。しっかりと対策をする必要がある」と海賊版対策の重要性について述べられました。また、参議院議員の山田太郎先生(知的財産戦略調査会、デジタル社会推進知財活用小委員会事務局長)より、「自民党知的財産戦略調査会の提言書に盛り込み、そして知的財産推進計画に記載されたように、与党・政府一丸となって海賊版対策をしっかり実施していく」と述べられ、CODAが実施する共同エンフォースメントをはじめ各種対策について評価をいただきました。
報告会では、CODA代表理事の後藤から「海賊版サイト対策の現状と課題について」として、海賊版サイトに関する現状と背景や、実行すべき国際執行の5つの具体的事例について発表しました。
続いて弁護士法人東京フレックス法律事務所、弁護士の中島博之先生に「海賊版サイトに対する国際執行手続きについて」として、「ファスト映画」摘発を事例とした国際執行の重要性や、官民連携した海賊版対策の必要性についてご発表いただきました。
その後の質疑応答では山田太郎先生を中心に各府省庁の方々からご見解をいただき、またメディアの方からの「国際執行プロジェクト(CBEP)」の進捗状況についてのご質問にお答えしました。
国際執行手続き強化の重要性について関心を寄せていただき、深く感謝を申し上げます。CODAは今後も引き続き国際連携・国際執行の強化に尽力し、海賊版サイトの閉鎖およびサイト運営者の処罰を求めるなど実効性を目的とした対策を講じてまいります。