著作権侵害 「ファスト映画」アップロード、3名を起訴

 YouTubeを通じて映画を権利者に無断でアップロードし宮城県警察本部と塩釜警察署に2021年6月23日に逮捕された3名が、7月14日、著作権法違反の罪で起訴されました。
 起訴された3名は、2020年6~7月の間、東宝(株)が著作権を有する「アイアムアヒーロー」ほか2作品及び日活(株)が著作権を有する「冷たい熱帯魚」ほか1作品を権利者に無断で10分程度に編集しナレーションをつけるなどのいわゆる「ファスト映画」を作成し、YouTubeにアップロードすることで広告収入を不当に得ていました。

 全国初となった今回の摘発は、国際執行手続きを行いアップローダーの特定に至った成功例であるとともに、「ファスト映画」という著作権侵害のさらなる被害の拡大を未然に防げた点を、CODAは大きな成果として捉えています。
 CODAとしては、「ファスト映画」の若者層への浸透と蔓延、そして被害の拡大を危惧していましたが、今回、宮城県警察本部と塩釜警察署の迅速な摘発により、海賊版対策の要である早期発見、早期解決に取り組むことができました。
 今回、「ファスト映画」のアップローダーの逮捕に至る宮城県警察本部、塩釜警察署そして関係者の皆さまによるご尽力に厚く御礼申し上げます。

 今後とも著作権侵害に対しては、権利者と連携し共同で国際執行手続き等を実施し、引き続き「ファスト映画」の一掃と著作権の適正な保護に努めてまいります。

■ファスト映画、新たな関係者2名を検察庁に送致(2021年7月7日)
 https://coda-cj.jp/news/413/

■「ファスト映画」アップローダーを逮捕(2021年6月23日)
 https://coda-cj.jp/news/415/

■NHKニュース7放送、「ファスト映画」取材について(2021年6月20日)
 https://coda-cj.jp/news/416/

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