CODAに入った情報によると、台湾、刑事警察局電信偵査大体(第三隊)、保安警察第二総隊刑警大隊(偵三隊、偵二隊)は、9月16日、台中市内において、違法IPTV(Internet Protocolを利用した動画配信テレビ)「JoyTV」を運営し、同テレビに係るアプリとアプリをインストールしたISD(不正ストリーミング視聴機器)を販売していた容疑者1名を逮捕しました。
27日刑事警察局電信偵査大体は本事件に関する記者発表を行いました。
逮捕の際に行われた容疑者宅の捜索では、違法IPTV運営に係る各種資料、侵害アプリをインストールしたアンドロイド型ISD、侵害アプリの電子ファイル、コンピューター、アカウント情報などが押収されました。
容疑者は、違法IPTV「JoyTV」を運営し、日本、台湾、米国、韓国などの放送番組を権利者に無断で配信し、「JoyTV公式認定オンライン・フラッグシップ・ストア」と名付けたウェブサイトを通して、「JoyTV」に視聴者を誘導するアプリおよびアプリをあらかじめインストールしたISDを販売していました。
刑事警察局は、本件侵害事件の被害額を、約1億台湾ドル(約4億円)以上と推計しています。
CODAでは今回の摘発に関連し、捜査機関からの依頼を受け、会員社の協力により日本の放送番組の権利侵害を確認しています。
CODAは、これからも現地捜査機関と密接に協力し、台湾における日本製コンテンツの保護のための取り組みを継続してまいります。