2024年12月12日、CODAは「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」の審査結果発表イベントをオンラインで開催し、日本全国および海外からも応募のあった175作品の中からグランプリほか各賞を発表しました。
当日のイベントは、はじめに、経済産業省商務・サービスグループ文化創造産業課の早坂悟課長補佐から、技術や楽しみ方などが今後ますます広がりを見せるコンテンツの世界における本AWARDの意義についてスピーチをいただきスタートしました。
続いて、本AWARDテーマである「#デジタル社会は自由だ」をテーマとして、ご登壇いただいた審査員の皆さまによるトークセッションを行いました。セッションテーマ「デジタル空間での自由な表現とその可能性について」では、大宮エリー氏から「デジタルは時空を超え、場所や空間制約のない無限の表現の可能性がある」、ジューストー沙羅氏から「デジタル表現によって固定概念を壊すことで、より人間の繋がりが広がり深まっていく」とお話しいただきました。
また、セッションテーマ「自由を楽しむために大切なこと」では、野田佳邦氏から「デジタルの社会もリアルな社会と同じく人が関わっている以上、想像力を働かせることが重要」とお話しいただきました。また、大宮エリー氏から「デジタルでも既存の作品の裏側には作った人がいるという基本に立ち返る必要がある、誰も人を傷つけたくて作品を発表している訳ではない」、ジューストー沙羅氏から「デジタル社会にもリアル社会と同様にルールがある。それを学ぶ機会をもっと真剣に考える必要がある」とお話しいただき、各セッションからデジタル社会をもっと自由に、楽しく、正しく楽しむために守るべき社会的な規範やデジタルエチケットの果たす役割ついて理解を深めました。
※各審査員の方々のプロフィールは本AWARDの特設サイト(https://digital-etiquette-japan.go.jp/award2024/)をご覧ください。
続いて、一次選考を通過した13作品を発表し、審査員の前田哲男氏からも作品に対するコメントが寄せられ、また会場の審査員からも印象に残った作品について講評をいただきました。講評コメントでは、応募者のオリジナリティのある発想に賛同が挙がりました。
そして、一次選考を通過した13作品の中から、いよいよ各賞が発表されました。
グランプリに選ばれた映像作品「One And Only」には、「好きなものを共有する、広げるというデジタル社会の良い特徴が全面に押し出されている。AWARDのテーマに最もふさわしい作品」、「映像の動きでデジタル社会のさまざまなメッセージを伝えている」などの授賞理由コメントが述べられ、審査員からの支持と共感を集めました。
グランプリ作品の受賞者には、今後、審査員長でありプロのクリエイターでもある大宮エリー氏との特別セッションが企画されます。また、各賞の受賞者にもそれぞれ多種多様な特典が企画され、その模様は順次AWARD特設サイトおよびCODAホームページ上で発表を予定しています。
「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」審査結果発表イベント
CODA YouTube公式アカウントにてアーカイブ配信中
https://www.youtube.com/watch?v=RnubZWdYw8I
■「10代のデジタルエチケット CREATIVE AWARD 2024」
特設サイト:https://digital-etiquette-japan.go.jp/award2024/
■「10代のデジタルエチケット」プログラム
特設サイト:https://digital-etiquette-japan.go.jp/
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。