2015年5月19日、2015年度第1回目となる文化庁受託事業トレーニングセミナーを中国北京市の北京国際版権交易センターで開催しました。
トレーニングセミナーは、ASEAN地域、中国、香港、台湾などの現地取締機関に対して日本コンテンツの特徴や海賊版の識別方法に関する知識などを提供するもので、2005年から2014年3月までに、延べ25カ所で79回開催し、これまでに延べ5,820人が参加しています。
今回のセミナーは、国際レコード産業連盟(IFPI)中国、中国音像著作権集体管理協会(CAVCA)の協力により開催され、日本側からは一般社団法人日本レコード協会 著作権・契約部部長 楠本 靖氏より「違法音楽配信対策 と 集中管理事業」について、CODA事務局 渡部より「CODAの著作権侵害対応」について、中国側からはIFPIアジア総裁 洪 偉典氏、厦門大学知的財産権研究院院長 林 秀芹氏、CAVCA副総幹事 馬 継超氏よりプレゼンが行われました。
当日は新聞出版広電総局、北京市高級人民法院を始め各地の版権局、裁判所、弁護士事務所などから63人の出席者が集まり、音楽の集中管理や侵害対策に関する講演に熱心に耳を傾けました。
CODAは、これからも海外各地域の取り締まりの実効性向上と取締機関との連携強化に積極的に取り組みます。