CODAは2023年6月27日、中国江蘇省泰州市を訪問し、B9GOODの刑事摘発を行った泰州市公安局に対し感謝盾を贈呈しました。
公安局からは、本事件を中心的に担当された泰州市高新区公安分局インターネット安全大隊長の秦榛氏が参加し、事件に協力した調査会社同席のもと、CODAの後藤代表理事から感謝の盾を手渡しました。
会談で秦大隊長は、「新型コロナウィルス感染症の影響で事件着手が延期されるなどの紆余曲折もあったが、CODA北京事務所の協力により、周到な準備のもと摘発を迎えることができた。家宅捜索には10人の捜査員を投入し、押収したサーバーから50TBに及ぶ証拠を保全するなど公安も大変重要視している。まだ刑事処罰が決定していないが、今後のモデルケースになり得る事件となったと考えている」と事件の感想を述べられました。
CODAの後藤代表理事からは、「日本での反響も大変大きく、画期的な事件であった。日本のコンテンツホルダーも大変感謝している」と感謝の意を表しました。
泰州市公安局とCODAは、今後の刑事裁判手続きで必要とされる証拠の提出などについて引き続き緊密に連携することを約束し、判決についても注目することを確認しました。
■参考リリース:
日本人向けアニメの最大級海賊版サイト「B9GOOD」運営者ら4人を中国で刑事摘発
https://coda-cj.jp/news/1424/
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CODAについて
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