お知らせ 知的財産権保護機関、韓国COAとブラジルLtahubがCODAに来訪

 2023年8月1日、韓国著作権海外振興機構(COA)よりItae Choi氏(Executive Director)、Cheska Yoo氏(Manager, Content Protection and Research)、ならびに中南米地域における知的財産権保護に当たるブラジルの民間会社LtahubよりYgor Valerio氏(CEO)、Edson Taro Nakajima氏(Director, Content Protection & Enforcement)、Felipe Senna氏(Director, Public Relations & Industry Relations)がCODAに来訪されました。

CODA、COA、Ltahub集合写真

 COAは韓国著作物の海外流通促進と著作権保護のために、放送局、音楽団体、インターネット事業者、ウェブトゥーン製作会社など韓流コンテンツを代表するコンテンツホルダーが一堂に会して2017年3月に設立された韓国の民間団体です。国家行政機関である文化体育観光部(MCST)や、韓国著作権法に基づき設立された韓国著作権委員会(KCC)などの支援を受け、海外で韓流コンテンツの保護体系を強化するためにさまざまな活動を展開しています。  
CODAとCOAは、海外における日韓両国の著作権保護を目的としたMOUを2017年12月に締結しており、以来情報共有や意見交換を行うなど、長年にわたり良好な関係を築いてきました。

(前列左より)COAのItae Choi氏、CODA後藤代表理事、Cheska Yoo氏

 Ltahubは、中南米地域におけるオンラインコンテンツの知的財産権保護をミッションとして、侵害に対する権利執行の支援を行うブラジルの民間会社です。CODAからの委託に基づく中南米地域における日本コンテンツ保護の一環として、2023年2月から3月にかけてブラジルで実施された日本アニメ海賊版サイトの一斉摘発「アニメ作戦(Operation Animes)」においても大きな成果を上げており、今後もCODAとの連携により、中南米地域においてさらなる日本コンテンツの保護が期待されています。

(前列左より)LtahubのFelipe Senna氏、Edson Taro Nakajima氏、CODA後藤代表理事、Ygor Valerio氏

 CODAとCOA、Ltahubとのそれぞれの会合には、CODAから後藤代表理事ほかが参加し、今後の継続的な侵害対策に関する最新の情報共有や意見交換を行いました。
 また、CODAにおいてCOAとLtahubの間でも関係構築の機会が設けられ、さらにその後はCODA、COA、Ltahub合同によるワーキング・ディナーも開催するなど、著作権保護という共通目的を持つ3カ国の法人が会した大変貴重な国際交流の機会となりました。

■参考リリース:CODAとCOA、日韓著作権フォーラムで著作権保護のMOUを締結
 https://coda-cj.jp/news/591/
■参考リリース:ブラジル「アニメ作戦」一斉摘発で36の日本アニメ海賊版サイトが閉鎖
 https://coda-cj.jp/news/1459/

■韓国著作権海外振興機構(COA)ホームページ
 http://coa4kcontent.or.kr/
■Ltahubホームページ
 https://ltahub.com/

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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲームなどの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

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