2023年12月23日から2日間、マレーシア・クアラルンプールのコンベンション・センターで開催された「コミック・フィエスタ:Comic Fiesta 2023」に、CODAが文化庁の委託事業として出展参加しました。
コミック・フィエスタは、2002年より毎年12月にクアラルンプールで開催されている、東南アジア最大かつ最も長い歴史を誇るアニメーション、コミック、ゲーム(ACG)のイベントです。ACG文化の認知度を高め、その情報を広めるとともに、地域のクリエイティブ産業の発展に貢献することをミッションとして、毎年何万人ものコミックアーティスト、イラストレーター、コスプレイヤー、そしてカルチャーファンが集まります。今回の「コミック・フィエスタ2023」も数多くの人々が訪れ大盛況となりました。
CODAは文化庁受託事業として著作権の啓発を目的に、ダンスの振り付け(舞踊の著作物)をテーマとした2本の短編アニメ動画を制作し、現地ブース及びステージにて動画の放映展示を行いました。また、著作権や海賊版に関する意識調査として、来場者にアンケートを実施し、回答者には短編アニメのキャラクターのクリアファイル等を配布しました。多くの来場者に文化庁・CODAブースを訪れていただき、マレーシアをはじめ東南アジア各国のコンテンツファンからの日本コンテンツに対する熱意や期待の高さを再認識しました。
来場者からは「コンテンツ業界の重要性を理解してもらう一助になっている」、「他人がいかに重要な存在か分かり、とても勉強になった」、「正規品を購入して応援したい」という声が寄せられ、世界各国のコンテンツファンと著作権が身近なものであること、また自分自身の権利であることを共有する貴重な機会となりました。
CODAでは、国内外の一般消費者に向けて、海賊版などの著作権侵害の問題を理解してもらうために、さまざまな普及啓発活動に取り組んでいます。たくさんのファンの方が海賊版の問題や健全な正規流通促進の重要性を理解し、正しくコンテンツを楽しむことで、コンテンツはさらに進化していく、そのことをより多くの方に認識していただきたいと考えています。CODAは、今後とも引き続き普及啓発活動に尽力し、消費者意識の向上に期待して活動してまいります。
■「コミック・フィエスタ2023」公式ホームページ
https://comicfiesta.org/
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。