お知らせ インド・テルグ映画商工会議所海賊版対策室と合意書(MOU)を締結

 一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)とインド・テルグ映画商工会議所(TFCC)海賊版対策室は、2025年11月27日、オンライン上の著作権侵害対策を目的とした知的財産権保護の強化に向けた合意書(MOU)を締結し、同日TFCC本部にて署名式を執り行いました。
 式典に先立ち、CODAとTFCCはテランガーナ州副大臣Shri Mallu Bhatti Vikramarka氏を表敬訪問し、CODAの今回の訪印の経緯、インドにおける日本コンテンツの人気の高まり、そしてこの度の合意書締結の目的について報告しました。副大臣は合意書の締結を歓迎し、この取り組みに対してテランガーナ州政府として両団体への支援を約束しました。

 本合意書の締結により、CODAとTFCCは、それぞれの知見・経験ならびに従前からのネットワークを活かし、知的財産権保護の強化に向けた情報共有と協力関係の構築を推進してまいります。

署名式の様子
テランガーナ州副大臣との集合写真

 TFCCは、インド南東部のアーンドラ・プラデーシュ州およびテランガーナ州におけるテルグ語映画産業の映画製作者や関連事業者を束ねる業界団体です。近年、テルグ語映画産業は急速に成長しており、TFCCはインド国内での海賊版対策に積極的に取り組むほか、悪名高い映画海賊版サイトの摘発にも協力しています。
 CODAは、インドにおける日本コンテンツへの高い関心を背景に、2024年4月にインド・ムンバイへの視察を実施するほか、2024年度にはインドにおけるオンラインアニメ侵害に関する調査を行い、その結果を会員社に共有しています。さらに、2025年5月には、インド政府情報放送省の招待を受け「World Audio Visual & Entertainment Summit (WAVES 2025) 」に参加し、デジタル・オンライン時代におけるコンテンツ保護や海賊版対策をテーマにしたパネルディスカッションに登壇しています。

 今後、CODAはTFCCとの協力関係をさらに深め、引き続き国際的なオンライン上の著作権侵害対策およびコンテンツ保護のための取り組みに尽力してまいります。

 なお、この活動は経済産業省受託事業の一環として行われました。

■ 参考リリース:インド・ムンバイ視察を実施
 https://coda-cj.jp/news/1955/
■ 参考リリース:インド政府主催「WAVES 2025」に参加
 https://coda-cj.jp/news/2376/

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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。

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