ゲームデザイナーにカナイセイジ氏、イラストにあらゐけいいち氏
このたびCODAは、文化庁の委託事業の一環として、ゲームを通じてコンテンツとその侵害の問題への理解を楽しみながら感得できるカードゲーム「HIT PLAN」を企画・開発しました。本作品のゲームデザインは、アナログゲームのゲームデザイナーとして国内外で活躍するカナイセイジ氏が担当し、またイラストは、人気漫画家・イラストレーターのあらゐけいいち氏に手掛けていただきました。
本作品は、著作権侵害(海賊版)問題について理解を深めるための啓発ツールとして、ゲームの中に映画、アニメ、漫画、ゲームなど身近なコンテンツとその侵害の要素を取り入れています。コンテンツの流通展開における海賊版の実態やその対策のプロセスを、プレイヤーが体験的に理解できるよう設計されたカードゲームです。子どもから大人まで複数人で楽しみながら、著作物であるコンテンツの広がりとその侵害の問題を身近なものとして捉えるきっかけとなることが期待されます。


「HIT PLAN」の制作にあたっては、カナイセイジ氏、あらゐけいいち氏のほか、日本のアナログゲーム制作の第一線で活躍するクリエイターに集結いただきました。制作の編集業務を刈谷圭司氏に、また、ゲームコンポーネントのグラフィックデザインを別府さい氏にご担当いただいています。
近年、インターネット上では、マンガ・アニメなどの日本発コンテンツの世界的な人気の高まりにより、海賊版の被害が世界規模で深刻化しています。このような状況を踏まえ、特に若年層に向けて、コンテンツの正規流通の重要性や著作権侵害が社会に及ぼす影響について理解を促進していくことが重要となっています。
「HIT PLAN」では、映像、出版、ゲーム、グッズなど多様なコンテンツのメディア展開や侵害対策の意義について、プレイヤーが戦略を考えながら学ぶことができます。また、日本語・英語併記で制作しているため、今後グローバルにさまざまなシーンでの活用が期待されます。
具体的な遊び方については、遊び方解説動画(日本語版・英語版)をCODA公式YouTubeチャンネルにて公開しています。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLAUd8-BxsNuGqI6E6-dZnBUCybqbwA1Jo
今後「HIT PLAN」は、児童向け施設などへの配布を検討しています。また、文化庁のホームページでは、プリントアンドプレイ用のPDFデータの公開を予定しており、ご自身で印刷・裁断することでゲームを楽しむこともできます。
インターネット上の海賊版による著作権侵害対策情報ポータルサイト | 文化庁
https://www.bunka.go.jp/seisaku/chosakuken/kaizoku/index.html
さらに、2026年5月23日~24日に幕張メッセで開催される「ゲームマーケット2026春」において、CODAと文化庁が共同でブース出展をし、限定1,500部の販売(2,000円・税込)も予定しています。なお、オンライン販売および実店舗等での市販は予定しておりません。
コンテンツ制作の現場では、クリエイターや関係者が多くの時間と費用、そして情熱を注ぎながら作品づくりに取り組んでいます。一方で、海賊版による被害は、こうした創作活動の持続可能性やコンテンツ産業の発展に深刻な悪影響を及ぼしています。
CODAは、本カードゲームを活用した普及啓発活動を通じて、多くの方に著作権侵害の問題をより身近なものとして捉えていただくとともに、著作権保護の意識を広く社会に浸透させていくための取り組みを進めてまいります。
なお、この活動は、文化庁受託事業の一環として行われました。
カードゲーム「HIT PLAN」概要
● ゲーム名:HIT PLAN
● 対象年齢:10歳以上
● プレイ人数:2~5人
● プレイ時間:約20分
● ゲーム内容:
人気IPでコンテンツを製作し、得点を集めよう! ……でも気をつけて。海賊版がそれを狙っている。企画開発か、海賊版対策か。選ぶ一手で未来が変わる。 スリリングな心理戦カードゲーム
制作
● ゲームデザイン:カナイセイジ
● イラスト:あらゐけいいち
● グラフィックデザイン:別府さい
● 編集:刈谷圭司(合同会社ハーベストバレー)
● 監修:前田哲男(染井・前田・中川法律事務所)
● 製作;文化庁/一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構(CODA)
Special Thanks – テストプレイ協力校
● 立教女学院小学校
● かえつ有明中・高等学校(中学校)
● 城北埼玉中学・高等学校(高校)
● 大分県立芸術文化短期大学
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CODAについて
CODA(一般社団法人コンテンツ海外流通促進機構)は、2002年に日本コンテンツの海外展開の促進と海賊版対策を目的として、経済産業省と文化庁の呼びかけで設立されました。音楽、映画、アニメ、放送番組、ゲーム、出版などの日本が誇るコンテンツは、日本の国際プレゼンス向上や経済成長の一翼を担っています。デジタル技術の普及が進む今日、巧妙化する著作権侵害から日本のコンテンツ産業を守り、その発展を図ることが一層重要になっています。その中でCODAは、国内外の関係政府機関、団体、企業と叡知を結集し、権利侵害への直接的、間接的な対策や広報啓発活動などに取り組むことで、オンラインを含めた海賊版の抑止や摘発に貢献しています。具体的な事業内容はhttps://coda-cj.jp/activity/から。