2017年9月27日、インドネシア・ジャカルタにて、また10月4日、香港において、トレーニングセミナーを実施しました。
トレーニングセミナーは、著作権侵害発生国の取締機関職員や法曹関係者などに対し、著作権や日本コンテンツに関する情報を提供することで、当該国における日本コンテンツの海賊版取締りの実効性を高めることを目的とした文化庁委託事業で、2005年に開始して以来、中国、香港、台湾などの東アジア地域のほか、最近は、インドネシア、ベトナム、マレーシアなどのASEAN地域などを対象に、延べ6,700人以上に対して講義を行っています。
今回で5回目の開催となるインドネシア・ジャカルタのセミナーは、96人のインドネシア知的財産総局取締担当職員、著作権関連団体職員、法曹関係者などを対象に実施しました。今年度は知的財産権保護セミナーと銘打ち、文化庁事業であるトレーニングセミナーを「海賊版対策セッション」、経済産業省事業の模倣品対策セミナーを「模倣品対策セッション」として合同で2日間にわたり開催しました。「海賊版対策セッション」には、CODA会員の(株)トムス・エンタテインメント 知財管理部の今井富義氏にもご協力いただき、著作権保護の重要性や、デジタル時代の侵害の現状、侵害対策の実態などについてプレゼンテーションを行いました。
また、CODAトレーニングセミナーの地域の中では最多の14回目の開催となる香港では、63人の香港税関取締担当職員を対象に実施しました。当日は、バンダイビジュアル(株) 法務部の上埜芳被部長にご協力いただき、日本コンテンツの人気の実態や海賊版対策などについて講演を行いました。