「10代のデジタルエチケット キャッチコピーAWARD 2023」において、最優秀賞に選ばれたキャッチコピー「見えない世界でも良い人でありたい。」をもとに作成されたアニメーション作品をCODA公式Yotubeチャンネルで公開しました。
この作品は、本AWARDの最優秀賞の特典として、アニメーション作家の今津良樹氏が、最優秀賞に選ばれた新潟県立高田高等学校の井口穂香さんのキャッチコピー「見えない世界でも良い人でありたい。」の考案背景をもとに制作したアニメーションです。
2023年12月、井口さんがプロのクリエイターの制作現場訪問として今津氏に面談した際に、今津氏から作品の考案過程において次のようにお話しいただきました。
まず、キャッチコピーの解釈として、「見えない世界でも良い人でありたい。」という言葉を、新しい世界への一歩を踏み出すための言葉として捉えてみました。
インターネットの世界は、現実世界では見つけにくい新しい出会いの可能性を秘めていますが、悪意のある人による匿名の冷たい言葉のように危険性もはらんでいます。
このキャッチコピーは、インターネットの世界の怖さを乗り越えて、新しい何かがあるかもしれないという期待を持って未知の出会いに向かうための覚悟を表しているとして捉えられるのではないかと思いました。
今回の企画では、見えない世界の未知なるものとの出会いを象徴するモチーフとして、井口さんの好きなアノマロカリスという古代生物が、これからの自分の進化のシンボルとして描かれています。アノマロカリスは、およそ5億年以上前に突如として現代に見られる動物の「門」が出そろったとする現象である、「カンブリア爆発」の生物の多様性の象徴です。
本作品の公開により、これからのデジタル社会の中心を担っていく10代の若者たちをはじめ、多くの皆さまがデジタル上でのソーシャルエチケットの意識を高めていくことを考えるきっかけになることを期待します。
CODA公式YouTubeチャンネルの「見えない世界でも良い人でありたい。」アニメーションのURLをぜひ多くの皆さまにご紹介いただき、多くの皆さまに届けていただけますと幸いです。
【今津良樹氏(Yoshiki Imazu)】
アニメーション作家
代表的な作品に、サザンオールスターズ「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」(MVアニメーションディレクター)、Mr.Children「Documentary film」MVアニメーションパート、DONE&STADIUM TOUR2017「1999年、夏、沖縄」(ステージ映像アニメーションディレクター)、amazarashi「さよならごっこ」(MVアニメーションディレクター)、星野源「不思議」リリックビデオ、King Gnu「雨燦々」カバーアート、「雨燦々」「BOY」MVアニメーションパート、DREAMS COME TRUE 「スピリラ」MV(アニメーションディレクター)など。
■参考リリース:「10代のデジタルエチケット キャッチコピーAWARD 2023」最優秀賞が決定!
https://coda-cj.jp/news/1708/
■参考リリース:「10代のデジタルエチケット キャッチコピーAWARD 2023」受賞者特典によるクリエイターの制作現場を訪問
https://coda-cj.jp/news/1799/
■「10代のデジタルエチケット キャッチコピーAWARD 2023」
特設サイト:https://digital-etiquette-japan.go.jp/award2023/
CODAリリース:https://coda-cj.jp/news/1593/ https://coda-cj.jp/news/1693/
■「10代のデジタルエチケット」プログラム
特設サイト:https://digital-etiquette-japan.go.jp/
CODAリリース:https://coda-cj.jp/news/1435/
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CODAについて
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